料理人への道は遠い…ようで短かった
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■−3月1日(金)−
■−3月4日(月)−
■−3月13日(水)−
■−3月19日(火)−

3月1日(金)
 さて最後の実習です。一日かけて自分たちで作った献立を仕上げます。
疲労がたまっていたので少しつらかったのですが、先生に何も言われずに自由に作業が
できたので非常に気分が良かったです。わからないところは教えてもらいましたが。
量としては非常に多くて前半後半で食べ分けたのですがもう後半は美味しいと思えない
位にお腹いっぱいで、更に眠気も大変なことになっていました。・・・でも楽しかったぁ。

3月4日(月)
 本日で講義は終了です。最後の講義は講習Aでした。居酒屋風に一品料理の紹介です。
「かわはぎのすっぽん仕立て」「かわはぎの肝ステーキりんごポン酢かけ」
「するめ烏賊のわた炒め」「マグロ納豆」「蓮根饅頭べっこう餡かけ」「かちん粥」の
以上6品です。ま、居酒屋風なので仕込みは楽なもんです。ほとんど家庭料理と変わりが
ありませんが、食材を少し選べば家庭料理には見えなくなる物です。黄ニラとかを使用
していましたよ(烏賊のわた炒めで)。
 それにしても、一年というのはあっというまでした。13日に卒業式があり、19日に
OB会で料理講習があります。そこまで記してこの料理人への道は終了となります。

3月13日(水)
 卒業式でした。しかし前日からの頭痛の為に家を出る15分前に起床、それから急いで
刑事風社会人の出で立ちで会場のある東府中へ。到着してもまだ開場していなかったので
近くで級友と軽くお話。それから約30分後、卒業式が開始されました。祝太鼓で軽く
卒業をお祝いしてもらったあと祝辞、各種表彰式、答辞が行われて普通に終わりました。
ま、特にこれといった出来事はありませんでした。・・・卒業式では。
さて、卒業証書も貰いあとは外に出て少し話すかなというところ、会場の出口付近で
とある日本料理の先生に挨拶をしました。そして、帰ってきた台詞に拙者は固まりました。

「一学期のおわりあたりから、日記みてたから。」

え・・・・・・ええええええええええええええっっっっ!!?

 っつーか、このときの拙者はまだまだ甘かったことに後で気づくわけですよ。
さてこの後は当然みんなで集まって飲み会に突入するわけですよ。ええ、当然。
拙者は自宅に戻って上の日記をちょこっとしたためていたわけです。何も知らずに。
 さて国立の駅傍の飲み屋で送別会が始まりました。うわーい、おめでたいデスヨー。
拙者も適当にアルコールを摂取してふらふらしてました。その間、次々と先生方がやって
来ました。担任のお三方は初めから居ました。で、そのお三方の一人がフラリとこちらへ
やってくるではありませんか。なんか、妙にニヤニヤして。素直に『なんじゃろか?』と
思ってました。そして、一言。

「・・・みてたから。」

・・・・・・・・ガチガチガチガチガチガチ・・・
なんかもう「ブルータス、お前もか」って気分でした。生きた心地しねぇ。
ひとりその場でもんどり打ってました。

こうなりゃヤケだ。どの先生が見ていたのかを聞き出してやる。
・・・そしたら出るわ出るわ。JAの担任二人、JBの担任、副担任。そして大阪校の
日本料理の先生・・・・・おいおいおいおいおいおい、主要を押さえてるじゃんよ。
開き直るしかありませんでした。先生は「最後まで黙ってようね」って口裏合わせていた
んですって。大人って汚いなぁ・・・って拙者もそうだけどさ。

そして、先生だけなら良かったかもしれない。なんと、クラスメートにまで見られていた
んですわ。あはははははははははははははは!!!もう笑うしかねええええええええ!!
っつーか、「葉蘭細工」でワード検索したら出てきたって。・・・ロボット怖ええええ!
ちなみに、先生方には外来の講師の名前でばれたらしいんですが。・・・本当かよ。

まぁ、とにもかくにも拙者のやってきたことは皆にしっかりと監視されていたのです。
でもある意味ありがたい話でもありますわ。こんなとこまでやってきてこんなくだらねえ
日記を見てくれるんですからね。

とりあえず、卒業式を迎えてしまった本日で、この日記は終了にします。
4月からは「ほんまもんへの道」とかで日々の仕事っぷりを赤裸々に記して行きたいと
思ってます。

それでは、約一年間おつきあいいただき、本当にありがとうございました。


3月19日(火)
 ・・・さて、エキストラステージのはじまりです。拙者は晴れてOBとなりましたので
OBの集まりに参加したのですよ。その名も「日本料理分科会」です。いわゆる外来の
講師をお招きして講義というか料理を作ってもらうというまぁ授業でもやっていたこと
なんですが、OBになってもこういう集まりが設けられるそうで、せっかくなんで参加
することにしたんですわ。会費払っているわけですし。
 で、本日の講師は大阪法善寺にある浪速割烹「きがわ(漢字が出てこねぇ)」の主人、
上野修さんでした。料理はちょっと洋風が入った日本料理です。ま、西洋料理もやって
いたというので納得するところではあります。「伊勢海老沙布蘭味噌煮」「鯛の共白子
包み 桜香コンソメ仕立」「合鴨の蒸しロースにクレソンの摺り流し」の以上3品を作って
もらいました。そして、ワインと共に試食。・・・なぜワインと共に試食なのかと言い
ますと、どうやらワインと合う料理という風にこっちの先生が勝手にワイン会社
(今回は輸入元のサントリー)にメニューを渡して依頼、決定したようなのです。
・・・すいません、ワイン合わないと思いますけど(本音
上野先生も「すすめるとしたら日本酒」と言ってましたし。これ書いたらヤバイのかな。
・・まぁいいか。とまぁ、酒も飲めて美味しい食べ物も食べることが出来たので非常に
良かったと思います。・・レシピもゲットしましたしねえ。
 暇を見つけて日本料理のデータベースでも作成していきたいと思っています。

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