料理人への道は遠い…ようで短かった
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■−2月1日(金)−
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2月1日(金)
 進路、食品衛生学、概論、基礎実習でした。進路は入社後のあり方について、
食品衛生学ではHACCP(ハセップと読む)と呼ばれる品質管理システムのこと、
概論では最終実習のメニュー立て、基礎実習では先日行った大根のかつらむきのテストの
復習をして終わりました。かつらむき、丁寧にやればある程度はきれいになります。
問題は時間をあまりかけずにやろうとするときです。・・・手が早くならないと・・・・・・。

2月4日(月)
 基礎実習と講習Aでした。しかし基礎実習では再び最後の実習でつくる献立を考えて、
それに使う器や材料の分量などを考えて終わりでした。
 午後の講習Aは大阪の辻調理師専門学校から先生が来て教えてくれました。
本日のテーマは「鰤」。ということで「鰤大根」「鰤照り焼き」「鰤と白菜の煮物」
「鰤の平造り」「鰤難波蒸し」の5品を教わりました。この時期の鰤は最高ですなあ。

2月5日(火)
 本日は講習Bのみでした。明日つくるものの献立は「椀物:擬製豆腐」
「蒸物:蓮蒸し」「焼物:鰆化粧焼き」「御飯:蕗御飯」の以上4品です。少ない?
擬製豆腐というのは精進料理のもので、豆腐を肉のようにしてつくるものの総称です。
ある例として、豆腐をすりつぶして海苔の上にこんもりと乗せて焼いて、タレをかけて
「鰻」とか・・・そういうものも擬製豆腐と呼びます。今回のはただの料理のバリエーション
としてのものですのでそういう趣向はありませんが。あと、鰆は「さわら」と呼びます。

2月6日(水)
 午前は実習でした。なんというか、毎度のことながら予習不足で何をしていけばいいの
かが即座に理解できず、止まってしまうことが多かったです。先生に注意されました。
というか、最近妙に頭脳労働が多いのかすぐに脳がオーバーヒートを起こします。眠い。
睡眠時間が通常になったというのに未だにそれですからね。それでも作業は黙々とこなし
ていくところがなんとも身体で覚えてきたのかなと実感させられますが。
 午後は煎茶の授業でした。煎茶を点てて飲み、振る舞い、お茶菓子を食べて終了。

2月7日(木)
 講習Bでした。明日は一日実習です。献立は「先付:筍木の芽和え」「椀物:若竹椀」
「蒸物:鯛信州蒸し」「御飯:蒸し寿司」「甘味:桜餅」の5品です。少ないですか?
今回のところで面倒な処理といえば蒸し寿司でまぶされる穴子、錦糸玉子と蒸物の鯛、
先付と椀物で使う筍の下処理でしょうか。ここらが早めにおわることが勝利の鍵です。
 午後は衛生法規の講義でした。あいかわらず面白味はありませんでした。しかしながら
つい最近起きた雪印食品の事件が話題に上がったのでつまらなくはなかったかも。
 あとは概論でした。器について少々話をききました。大きさ・色・形・材質の4つを
考えて料理と合うものを探すといういわゆるファッション感覚を身につけないといけない
ことを痛感させられました。これって日本料理だけの特色です。

2月8日(金)
 一日実習でした。実は今回の実習を含めてあと2回で実習は終了となります。
2月は第三週目が学園祭の前準備で授業がないのです。来週末に実習が一回あって、
その後は学園祭。それが終われば自分たちで考えた献立で実習を行って終了です。
3月なんて4日で終わりです。・・・なんだか感慨深いものもありますが、妙に時間が
過ぎるのが早く感じます。特に最近は。
 さて肝心の実習ですが、割と順調にコトが運び、はじめて鯛をおろすこともできたので
非常に個人的には満足できました。次回の最終実習ではヘッドを勤めるので有終の美と
いうものを飾ってみたいと思いますが、そのモチベーションがその時まで保てるのかが
微妙に不安だったりします。最近集中力が欠け気味だったりしますので。

2月12日(火)
 すみません、お休みしてしまいました。細工と概論と講習Aだったと思います。

2月13日(水)
 えっと、ここもお休みしてしまいました。講義としては細工と華道でした。

2月14日(木)
 講習Bでした。明日は最後の普通実習です。その記念すべき最後の実習のヘッドが拙者
というわけです。ちょっと頑張ってみますか。・・・では明日の献立をば。
「椀物:茶巾胡麻豆腐」「造り:平目そぎ造り」「煮物:なまり節香梅煮」
「御飯:豆御飯」の以上4品です。午前中のみなので少ないです。非常に楽です。
 午後は公衆衛生学と概論っぽい細工がありました。公衆衛生学では人口問題について
話をきいて終わり、細工ではいわゆるもてなしについて学びました。

2月15日(金)
 教わる実習は本日で最後です。普通に平目をおろして造りを仕込み、胡麻豆腐を
つくっていきましたが、たった10ヶ月前にはそのようなこと全く知ることもなく、
御飯を炊くということ、だしをひくということ等全てが初めてづくしだったのが非常に
懐かしく感じられます。なんだか妙に感慨深い気分ですが、これからずっとやっていく
であろうことなのでそんな気分になるのもきっと今の内だけなのでしょう。
でも、おいしいだしがひければ料理はそれだけでもおいしくなるということだけは
はっきりとわかりました。鰹節と昆布の絶妙な調和・・・いや、鰹節だけじゃないですね。

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