料理人への道は遠い…ようで短かった
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■−1月21日(月)−
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1月21日(月)
 実習でした。金曜日に行った講義だったので結構わすれてましたが、とりあえず仕事量
が少なかったおかげでなんとかなりました。ちなみに今回の持ち場は切り場でした。
・・・どうしよう、他に書くことがないですが。・・・あ、包丁なんですが。他人の包丁で大根
を桂むきしてみたのですが、あまりに切れない包丁で驚きました。自分のやつがそこそこ
切れる包丁で良かったと思いました。っつーか、拙者のやつは力を入れて研ぎすぎたので
刃がぼろぼろに近い状態になってしまってます。もうメンテの時くらいしか研げません。

1月22日(火)
 講習BとAでした。明日の実習では鰤づくしです・・・といっても鰤関連は3品。それでも
4品中3品なのでづくしだと思われます。「焼物:鰤照り焼き」「煮物:鰤大根」
「椀物:鰤粕汁」「先付:蛤・菜種加減酢ゼリーかけ」の以上4品です。鰤は既に解体
されたものが配られるのであまり面白味はありません。・・・ま、仕方ないか。デカイし。
 講習Aでは少し早めですが雛節句の献立ということで雛祭りの時に食される料理を
まなびました。いわゆる料亭で出てくるようなコースで紹介がありました。
「先付:赤貝ぬた 寄せ若布 花びら紅白 土筆」
「吸物:蛤真薯 人参 蕪 うぐいす菜 結び柚子」
「造り:鯛 車海老 蕨 長芋 山葵 割醤油」
「しのぎ:飯蒸し(干し貝柱の飯蒸し)」
「八寸:芽芋と三つ葉の胡麻酢和え・鯛月冠・白魚酒煮・飯蛸旨煮 菜種 木の芽・
    空豆あられ揚げ 編笠柚子・花びら百合根 花長芋」
「焼物:鱒白酒焼き ふきのとう辛煮」
「煮物:筍土佐煮 蕗青煮 ちぎり蓬麩 木の芽」
「食事:雛寿司 はじかみ生姜」
ということで、3時間の間にこれほどのことを学びました。いやはや、大変でした。

1月23日(水)
 ・・・夢見が悪くて起きたのですが、ちと具合が悪くて。そのまま休校しました。
個人的にちょっと嫌なこともあったので違った意味で休んで良かったのかも知れません。

1月24日(木)
 本日は概論、茶道、基礎実習でした。概論では盛りつけについて学びました。日本料理
には七種の盛りつけ方があります。杉盛り、俵盛り、重ね盛り、平盛り、混ぜ盛り、
散らし盛り、寄せ盛りです。基本的にこれらの組み合わせで盛りつけができています。
 茶道では濃茶を点てて振る舞い、そして自らも味わいました。・・・・・・うわぁ、苦い。
 基礎実習は桂むきのテストでした。お情けで合格を戴いてしまいました。・・・はうー。

1月25日(金)
 概論・細工と講習Aでした。細工では亀結びという相生結びを少々変形させてから
つくる何かの花のような形になる結び方を学んだというか、つくらされました。どうやら
2月の末に行われる学園祭で出展する細工飾りの一部に採用されるとかされないとか。
一応時間内のノルマは達成することはできましたがあまり綺麗にはできませんでした。
 講習Aでは一品料理を学びました。以下のものです。
「しめ鯖の叩き風サラダ」「鮭の粕汁」「味の紫蘇巻きずし」「鶏肉カレー煮」
「のれそれ卵とじ」「焼きおにぎり茶漬け」の合計6品です。のれそれは穴子の稚魚です。
 ちなみに概論では素材の旬というものについて学びました。

1月28日(月)
 講習BとAでした。明日の実習はコースメニューでつくります。テーマは節分。
それではラインナップいってみましょ。
「前菜:鰯生姜煮 サーモン、烏賊手鞠寿司 海老このこ焼き 枡蕪松葉刺し 
    金棒はじかみ」
「御飯:菜種御飯」「椀物:蛤真蒸」「煮物:枡大根」「焼物:まながつお西京焼き」
「甘味:ぜんざい」以上です。
焼物のところは西京焼きとなってますが、実際は奉書に包んで焼いたので奉書焼きでも
いいと思いました。ちなみに枡は「ます」と読みます。
 講習Aは蕎麦の打ち方を学びました。といっても先日教養専攻科の校外授業で蕎麦屋に
いって目の前で蕎麦をうつところをみていたのでどうというものでもありませんでした。
・・・しかし、前日の睡眠時間がいつもの半分だったせいか、よく記憶が飛びました。

1月29日(火)
 本日は一日実習でした。昨日のことをほとんど覚えていなかった為に頑張って予習を
しようと思ったのですが、再び睡眠時間が短くなってしまい予習が満足にできませんで、
結局段取りが上手くゆかず、先生にかなり怒られました。「教壇で教える意味がない」と。
しかし、反論することもできずただただ反省。睡眠は大事です。

1月30日(水)
 講習BとAでした。明日の実習でつくるものは「先付:蕗浸し」
「椀物:若布すり流し」「煮物:鰊・海老芋揚げ煮」「蒸し物:烏賊けんちん」の
合計4品です。蕗なんて、最近は家庭では食べられないものですねえ。仕込みめんどいし。
でも、甘辛煮(きゃら煮?)とかで昔作ってもらった記憶とかありませんか?
ちなみに海老芋というのは京野菜のひとつです。外見が海老の身体の模様に似ています。
 午後のAでは最後の外来の先生が来ました。原宿「重よし」の主人、佐藤憲三さんです。
最初の印象は「大学の教授」でした。そして、話のしかたも大学教授でした。
試食はなんと全員分ありました。そしてなんと・・・本人はまったく料理をしませんでした。
木のまな板を前にしてゆっくりとお話をしていて終わりでした。・・・え!?
ちなみに試食したものは「鯖の味噌煮 重よし風」「浅蜊と揚げふきのとうの和え物」
「白菜のスープ煮」「黒豆蜜煮」でした。どれもちょっと困ったものでした。鯖味噌煮
なんて、「鯖味噌煮の食べられない人の為のそれ」らしいですが、鯖の味なんて微塵も
感じませんでした。なんだか、もそもそしているだけのものでした。スープ煮は白菜の味
が死んでました。・・・ま、なんといいますか・・・・・・そういうことです。

1月31日(木)
 実習でした。やることが少なかったのでいろいろと考えながら仕事をしてみました。
時間をかけてやる仕事と時間をかけずにやる仕事も考えてやりましたが、盛りつけで変に
時間を費やしてしまい、先生に「今のは時間のかけすぎな」と言われました。無念。
 午後は書道でした。筆ペンでグリグリと落書きして終了です。ええ、真面目にやっては
いません。みんなとお話してました。これからの仕事の話とかを。

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