料理人への道は遠い……
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10月15日(月)
 午前中は実習でした。鶏を使った料理を4品やりました。それにしても、鳥皮が苦手な
人って結構いるもんなんですね。女性では嫌いな人は少ないではないそうですが。
 午後は英語でした。「世界丸見えテレビ特捜部」で流されていた海外の日本料理紹介
番組「Japanesy」というものを見せてもらいましたが、およそ日本人が口にしなさそうな
料理を延々と紹介していました。最後に麺料理としてすき焼きがでてきたのが印象的で、
これはしらたきを麺と勘違いしているのでした。外人って適当だなあ。

10月16日(火)
 概論と栄養学と小テストがありました。概論では豚肉・鶏肉と漬け物について教わり、
栄養学では身体をつくる栄養素について学びました。
 小テストは小芋と蕪の六方むきだったのですが、全く練習しないでいたせいで見事に
落ちました。でもそのおかげでうまいやりかたとか教わることができたので、これから
練習していきたいです。ついでに桂むきも練習していきたいです。

10月17日(水)
 本日、午前中は基礎実習でした。そこで鰯4尾を大名おろしと手開きにしました。
その後大名おろしをした2尾分はそぎ造りにし、もう2尾はつみれにして椀種として
使用しました。本日の鰯はそれほど大きくなかったので血合い骨を抜かなかったのですが、
造りにしてみたところ、口に残ってだめでした。
 午後は煎茶の講義がありました。お茶の淹れ方としては楽なやつだったのですが、
それでも結構覚えないといけないことが多くてまいりました。でも、覚えておいて損は
ないですわ。

10月18日(木)
 講習BとAがありました。明日はまたしても弁当をつくります。品数としては前回の
松花堂弁当と同じくらいでしょうか。詳細は明日あたりに。
 Aは外来でした。六本木にある串カツの店「知仙」別院の主人、猪狩博行さんが講師
としてやってきました。ま、串カツの専門店なんで串カツメインでしたが。わかりやす。

10月19日(金)
 実習でした。つくったものは「味覚弁当」というもので季節のものを重視したような
弁当でした。品をあげていきます。「鮭幽庵焼き」「笹身月冠」「細巻き玉子」
「酢蓮根」「水菜すだち酢かけ」「小芋白煮」「湯葉旨煮」「紅葉人参」「蒟蒻粉鰹煮」
「銀杏松葉刺し」「絹さや」「栗ご飯」「昆布佃煮」「奈良漬け」「けいらん汁」です。
どれもすこしずつ弁当箱(二段重)に盛っていくのでそれぞれの量はありませんが、
すべてを盛りつけるとかなり壮観ではあります。これぞ日本料理といったとこでしょうか。
午前中の時間のみで完成させるのですが、特に滞ることなくよくできたと思います。

10月22日(月)
 概論、茶道、講習Bがありました。概論ではスチームコンベクションの話で、茶道では
再び抹茶を点てました。講習Bではうどんの打ち方を学びました。明日はうどんです。

10月23日(火)
 実習でした。つくったものを上げます。「椀物:きつねうどん」「御飯:占地御飯」
「焼物:穴子出汁巻き玉子」の3品です。少ないです。でも、今度の実習でつくる
「豚の角煮」で使用する豚バラ肉の仕込みをしていました。
・・・ちなみにうどんをうってはいません。うちたかったのですが、だしをとるのだけで
精一杯でした。ま、おかげでそこそこおいしいだしにはなりましたが。
 午後は補講で桂むきと六方むきの練習をしました。・・・上達してんのかなぁ。

10月24日(水)
 講習Bと食品学がありました。明日作るものを紹介しておきます。
「先付:海老黄身酢芥子掛け」「椀物:穴子真蒸」「煮物:豚角煮」と白御飯です。
豚角煮の豚バラは先日に仕込んだものを使用していきます。ま、それほど時間がかかると
いうことです。本当のことをいいますと、昨日つくったうどんもそうです。実際にゼロ
からつくると5時間くらい必要となります。昨日は前日に先生方が仕込んでいたものに
途中ですりかえたので時間内に作ることができたのです。
 食品学ではいろいろとショッキングなことを聞きました。そして、厚生省がアホだと
いうこともよーっく知ることができました。先生もだいぶあきれていました。
いわゆる「遺伝子組み替え食品」と呼ばれるものの話(本当は食品添加物の話もあった)
だったですが、アメリカで作られている作物の内8割が「遺伝子く組み替え食品」で、
その内の9割が日本への輸出用、残り1割も国内の日本企業向けだというのです。アメリカ
の人は遺伝子組み替え食品は食べていないということです。で、日本人はそれを食べて
いると。でも最近ではそういうことが怪訝されてきていてそれらが使用されなくなって
きているらしいです。ま、今更行ってみたところで5年位は不分別とされるようです。
そして、「国産大豆使用」とかいう売り文句の豆腐とか見たり食べたりしていると思い
ますが、それって「大豆1000粒の中に一粒でも国産大豆が入っていれば『国産大豆使用
』と明記できる」そうなんです。・・・騙されてるわけでもないですが・・・詐欺っぽいです。
ということで、今日はそういう曖昧なところをイヤというほど教わりました。怖いなぁ。

10月25日(木)
 実習でした。拙者は切り場だったので穴子とか野菜とか切ってました。作業としては
非常にすくなかったので特に困ることはありませんでした。人たくさんおったし。
 午後は書道でした。カタカナとひらがなを筆ペンでだらりと書いておわりました。
最後の方は落書きとかして遊んでました。・・・だめだ。

10月26日(金)
 概論と食品衛生学、講習Aがありました。概論ではコースの出し方を学びました。あと
黒豆の作り方とか。食品衛生学では食品添加物の話をききました。つい先日にも聞いた
ような気がしました。講習Aでは蒸し物について学びました。やはり蒸すという作業は
非常に画期的なものなのだと改めて感心させられました。・・・そしてスチコンの便利さも。

10月29日(月)
 今日は概論と細工、英語がありました。概論は蒸し物と焼物の復習。細工では相生結び
で亀をつくりました。結構簡単でした。英語では海外の間違った日本料理のビデオを見て
終わりました。いやはや、ほうれん草のごま和えなのにまさか炒めるとは・・・。

10月30日(火)
 講習Bと基礎実習でした。明日の品を紹介。「先付:サーモンみぞれ和え」
「焼物:穴子八幡巻き」「椀物:焼き麩白味噌仕立て」「御飯:小芋御飯」の4品です。
 基礎実習では先日行った小テスト「小芋の六方むき」と「蕪の八方むき」の追試を
行いました。追試といっても結局は復習でして、ずっと六方むきの練習をしていました。
そしたら、コツというものがわかってきたのか、かなり綺麗に六方にむけるように
なりました。いやぁヨカッタヨカッタ。

10月31日(水)
 今日は実習でした。相変わらず穴子を上手に裂けません。いやはや、まいりました。
午後は講習Aでした。椀物というか鍋物を学びました。一応どういうものを学んだのか
明記しておきます。「蟹鍋」「大根鍋」「蕪みぞれ汁」「牛バラのスープ鍋」
「蟹すり流し」の5品です。

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