早く料理人になりた〜い(ベム風に)
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4月5日(木)序章 〜入学式〜
遂に無職から学生にジョブチェンジの日を迎えました。
って、いきなりアタマから嫌な文だなあ。
ま、とにもかくにもここからが拙者の新しい第一歩なんですよね。
一応早起きをして、出発までゆったりとした時間を過ごそうと思っていましたが、
実際に起きたのは出発する30分前でした。いやぁ、これでこそって感じですか。
急いで準備をして入学式の会場である府中の森芸術劇場へ行きました。
とりあえず余裕で間に合ったので入学式が始まるまでのんびりと眠って過ごしました。
そして、11時から入学式が開始。学長と国立市の市長、そしてフランス領事の祝辞と
新入生の宣誓が行われました。その宣誓で舞台に立っている彼らを見て、
「高校からそのままここにやってきているとまだ18歳とかなんだよなー」とか
ついつい世代の差を感じてしまったりしました。
そして第二部として庖丁式という祝いの場で行われる演舞披露のようなものを
見ましたが……すいません。途中で眠ってました。
というわけで、拙者の新生活がスタートしたのでした。

4月6日(金)
さて、新生活がスタートしたにもかかわらずPSOをオンラインで、
しかも前日23時から翌朝5時までやってしまった拙者。ダメダメムード満点。
まあ本日は教科書の配布だったんで別に問題は無かったのですが。
ということで午後に教科書をさくっともらって帰宅。
で、本日は終わりでした。
ちなみに来週の月曜日と火曜日はいわゆるガイダンスなので、
実際の授業は水曜日(11日)からです。
それと、どうやら土日はお休みのようです。ヒヒヒ。

4月9日(月)
えー、本日は6日にも記述したとおり、ガイダンスだけでした。
いわゆる校則の再確認なんですが、やはり喫煙はかなり厳しいみたいです。
…そりゃそうだろうなあ。喫煙している人間が「味にうるさいよ」とか
言っても全く説得力ないですもんね。
「これを機会に喫煙を止めた方がいいよ」と先生も言ってました。
ま、これ以上は喫煙者の方々に悪いので書きませんが。
それと頭髪もかなりうるさく言われました。
拙者はどちらも問題ないので軽く聞き流していましたが。
明日はアルバイトの紹介を受けたいと思います。

4月10日(火)
ガイダンス二日目です。
本日は専攻学科の説明がメインでした。
専攻学科というのは、別料金で土曜日に行う講義でして、
全国各地の有名料亭から主人がやってきて教えてくれたりするそうです。
とりあえず学科は3種類ほどあるのですが、そのうち2つは受ける予定です。
 それと本日は最後に自己紹介がありました。
高校卒業したてから30代の元社会人や主婦と、非常にバラエティ豊かです。
で、その自己紹介を聞いていて思ったことを。
「卒業したての学生が微妙に元気ナッスィン。」
人見知りするのかわかりませんが、なんだか人間関係を嫌う気配があって
とても心配してしまいました。……って、気分は親かよ。
 で、ガイダンスのあとにバイトの説明を受けましたが、
バイト先にマクドがあったりして非常に不安になりました。…どういうこと?
っつーか、自分で探したほうがよさそうな気がしてきました。

4月11日(水)
 遂に始まりました。
本日は午前中だけでしたが3時間でひとまとめの講義がありました。
内容は「講習B」というもので、これは実習前に行う机上の勉強です。
本当は先生が実際に料理を行い、その料理のポイントや盛り付け、
器の選び方を学んで試食を行い、翌日の実習に臨むための時間なんです。
しかし、我らは素人もいいところ。まずは庖丁の持ち方から始まりです。
まずは薄刃庖丁と出刃庖丁の使い方と研ぎ方を学びました。
本当は薄刃とその他の注意事項で終わるはずだったらしいのですが、
拙者のクラスの講義の関係上、出刃までまとめて行ったようなのです。
 そんなわけで一気にすごい情報量をつめこまれてしまいました。
でもそれはまだまだスタート地点にも立っていない、いわゆる準備運動の段階。
これから色々と叩き込まれる(というか自分で叩き込む)と思うと
なんだか非常にわくわくしてきます。
新たに知識を得るという瞬間。これほど新鮮な気分は久しぶりかもしれません。
 そういえば、講義中に居眠りしている人間が早速一人いて注意されてましたが、
お金払って眠りに来ている(しかも専門学校に)なんてもったいない、と思いました。
ま、拙者は仕事中に居眠りバリバリしていましたがね。ヒヒヒ。

4月12日(木)
 はい、遂に実習ですよ!
といってもやったことはこれから使用する実習場の説明と、庖丁研ぎだけですが。
でも、その庖丁研ぎというのがまた結構大変なんです。
みなさんは庖丁を研いだことありますか?拙者は初めてでしたよ。
砥石に向かって右斜めに向いて砥石を上から覗き込むような体勢で、
肘のみを動かして研いでいくのですが、この体勢が非常にツライ。特に左足。
例えるなら「ゲーセンで『タイムクライシス』を4,5回連続でプレイする」感じですか。
って、なんとも一部の人しかわからないような例えですな。ごめんなさい。
まあとにかく、今のところ非常にツライ体勢なんですわ。
それでもマイ庖丁が少しずつ磨かれていく様は非常に気分いいです。
……これが料理にかわっていくんだよなあ。楽しみだなあ。

4月13日(金)
 本日から午後の講義が始まりました。
午前中は講習Aというもので、これは先生が様々な料理を作り
その際の作り方のポイントや…って、講習Bとあまり変わりません?
本日は初めての講習Aということでいわゆるコース料理を作られました。
その品数がまたたくさんで、先付・椀・造り・焼物八寸(六品)・
食事・炊き合わせ・水菓子ともう大変な量でした。
先生もかなり忙しそうに作っておられましたが、周囲の助手さん二人が
かなり怒られていたりして『大変そうだなあ』とか思いました。
でも完成した料理はどれも素晴らしいもので感動しましたよ。
 午後は実習Aで薄刃の庖丁研ぎと庖丁の持ち方、切り方を学びました。
まず、今までの拙者の庖丁の持ち方が違っていたことが判明。
切る練習に使われたのは小麦粉を練ったものです。
この小麦粉を練ったものはなかなか良い練習材料です。
で、それを貰ってしまったので早速家でも練習したいと思います。

4月16日(月)
 本日は午前中に進路指導がありました。
「まだ講義が始まってから1週間しか経過していないのに」なんて思う方も
いると思いますが(実は拙者も)、早いと8,9月には就職が決まってしまう人も
いるというのです。そういうのはいわゆる企業系のところなのですが。
(ちなみに専門店や料亭とかは結構遅めに求人がやってくるそうです)
 で、その進路指導のお話だったのですが、どうやらホテルに入っている
日本料理の店というのがかなりよさげだということでした。
将来的には独立して店を開いて知人達に食い散らかされるというのが夢
だったりするので、どこで修行しても変わりはないと思いますが、
いわゆる企業系だと(名目上は)週休2日だったりして、専門店に若干遅れを
とってしまったりしているのじゃないかとか思うのですが、そういうことは
特にないとその先生は言ってました。ま、どこに行くかはこれからですね。
とりあえず今は技術を身に付けることに専念していきたいです。
 午後は実習で初めて出刃庖丁の研ぎをしました。
出刃というのは見たことがある人はわかると思いますが、刃先と刃元の高さ
が違っているので二段階で研いで行かなくてはなりません。
ここで注意しなければならないのが刃先の研ぎ方で、かなり苦戦しました。
っつーか、未だに苦戦していたりします。こればかりは要練習です。
薄刃の方はだいぶ身体に染み付いてきたようですが、まだ力の加減がなってません。
今日も先生に注意されました。今度は注意されないように頑張ろう。

4月17日(火)
 本日は午前中に講習B、午後に講習Aがありました。
講習Bというのは翌日にある実習の為のデモンストレーションです。
初めての料理は「御飯と味噌汁」です。なんとも初心っぽいです。
でも、別に炊飯ジャーを使うわけではありませんよ?当然ですが。
日本料理で御飯を炊くのは釜だったり、鍋なわけです。
味噌汁もだし汁を仕込むところから始まるのです。時間かけますぜー。
午後の講習Aというのは先生がいろんな料理を作って教えてくれる
というもので、今回は料理に使う材料の仕込みを教えてもらいました。
今回教えてもらった仕込みですが、野菜がメインでした。
知らないことばかりで非常に勉強になりました。
たとえば、筍(たけのこ)の仕込み方法とか。
…普段はなかなかそんなところからやりませんよね。

4月18日(水)
 はい、本格的な実習が始まりますよ。とっても御飯と味噌汁ですがね。
さてこの実習ですが、7,8人ごとにチームに別れての作業となります。
そして現場に似せる意味でヘッド・サブといわれるいわゆる料理長と補佐みたいな
役割の人を決めてその人が料理の手順を計画したり作業分担を考えたりするのです。
今回、拙者はサブでした。
ヘッドとサブは実習当日に他のメンバーよりも先に来て料理に使用する材料の
準備やその日のミーティングなどをするので、拙者も集まらなければならない
時間の15分前にはきていました。
しかし、愉快なことがおきました。
「…ヘッドこねえじゃん。」
そうです。全ての料理手順などを記した書類を持っているはずのヘッドが
やってこないのです。
「ハハハ、またまた冗談。」
とか思っていましたが、結局彼は来ませんでした。
仕方なくおぼつかない手つき(材料等の分量をほとんどおばえていなかった)で
材料を集め、仲間に指示を出していく。…いつのまにやら拙者がヘッド。
「幸先良いスタートだね。」
と先生にさわやかな笑みと共に言われましたが、拙者は苦笑い。
でも本当に初めてのことばかりなので今回は先生がつきっきりで教えてくださり、
なんとか形としては上手く行きました。
そんな苦労の中、なかなか上手く炊けた御飯はなんとも感慨深いものでした。
試食のあとは片付け、そして反省会。いろんな反省点がありました。
今回の反省は次回の実習に確実に生かしていきたいです。
これからはこれら(御飯、味噌汁、漬物、ほうじ茶)に料理が付いていきます。
そうです、今日つくったものはこれから普通にできないといけないものばかり
なのでした。…ちょいと不安になったりもしましたが、なんとかなるでしょう。
それよりも問題のなのが「桂むき」かなあ。

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